動画のカット編集を爆速にする、2つのショートカット【Premiere Pro CC】

映像つくり

YouTuberの水溜りボンドが公開している「映像編集の様子見せます。」って動画を観ていたところ、「カット編集の時にショートカットあんまり使ってないなー」って思った。

YouTuberをしていない人でも、やっぱり動画制作の下ごしらえとも言えるカット編集にかける労力はなるべく少なくしたいところ。

今回はPremiere Pro CC初心者の方向けに、カット編集が爆速になるショートカットをご紹介したいと思います。

※この記事はMac向けです。Windowsユーザーは若干キーの設定が違うことがあるので、下記のショートカット一覧>ページ内検索で該当のショートカットを探して置き換えて読んでください。

Premiere Pro CC のキーボードショートカット

ショートカットキーの設定方法

まずPremiere Pro CCの基本画面の状態を開く。

↓もし「自分の画面となんか違う!」って思ったら↓

  • Premiere Pro CCのバージョンが違う
  • メニューバーのワークスペースを確認してみる

ここからワークスペースを変更できます。

メニューバー>ウインドウ>ワークスペース>すべてのパネル


ワークスペースを変更するメニューはここ

Premiere Pro CCってかなり多くの機能があるため、作業内容によって最適な機能のみを表示した状態にワンクリックで変更できる機能です。慣れてくると自分がよく使う作業パネルがわかってくるので、カスタマイズするとはかどります。

ちなみにこの画面は、「Premiere Pro CCバージョン12.1.2」のものです。

メニューバーの左「Premiere Pro CC」>「キーボードショートカット…」をクリック。

ここからショートカット設定

するとこんな画面が開く。直感的でわかりやすいキーボードショートカット設定画面である

キーボードマッピング画面に、希望のショートカットをドラッグする

画面下部に表示されている機能一覧からお目当てのショートカットを探し出し、ショートカットを設定したいキーにドラッグ&ドロップで放り込んでいきます。

放り込むだけでカスタマイズできるので直感的で便利。
ただし、既にショートカットが設定されていると競合してしまうので注意。

キーボードマッピング画面は紫と緑に色が別れているキーがあります。
これは「Commandボタンと一緒に押した時」「Shiftボタンを一緒に押した時」というふうに、キーに複数のショートカットを持たせる場合に色分けされます。

例えば、Sキー

  • これは単体だと「スナップ」という機能
  • 「Commandキー」と組み合わせることで「保存」
  • 「CommandキーShiftキー」と組み合わせることで「別名で保存」

というように、複数の役割を演じるキーになります。

この機能をフル活用すれば、Premiere Pro CCでの編集作業の大部分はショートカットキーで対応できちゃいますね。捗る!

ショートカット設定の基本方針:「左手は添えるだけ」

ショートカットキーは、なるべく左手側のキーに寄せるようにしましょう。
右手はマウスやマジックトラックパッドの操作を行い、左手はキーボードの左側に固定しておくことで、ホームポジションにてを置いたまま編集作業を行うことができます。

例えば、クリップの削除をおこなうDeleteキーって普通はキーボードの右上にありますが、普通にやると、

  1. レーザーツールとかで動画をカット(右手使う)
  2. カットしたシーンを削除するために、左手をキーボードの右上までクロスさせてDeleteキーを押す

ってやらなきゃいけないんですよね。

カット編集はガガガッ!っと動画を刻んで、ババババババと不要なシーンを削除していくので、短時間で集中してリズムよく作業を進めていくことが大事。わざわざ左手をクロスさせるなんて時間がもったいない。

だからこそ、高頻度で使うショートカットこそ左手のキーに割り当てるべきなのです。

おすすめショートカット1:「編集点の追加(Command + K)」を「S」キーに設定

Premiere Pro CCのカット編集を高速化させるショートカットが、「編集点の追加 Command + K」
編集点の追加って、要はトリミングのことです。

カット作業は、Premiere Pro CCで映像を編集する際に、シーケンス(画面下にでているタイムライン)に素材放り込んで、一番最初にするであろう編集作業の一つ。。

一般的な方法は、カミソリみたいなアイコンの「レーザーツール」でザクザク刻んでいく方法だと思うけど、

カミソリみたいなマーク

  1. 右手でマウス持って
  2. 映像をシークしながら不要なシーンをチェックして
  3. 目的の場所でレーザーツールをクリックして切り取り(編集点の追加)

ってやるのだるいです。

そこで、この機能を「スナップ機能(本来はSキーがショートカット)」の代わりに「S」キーに割り当てます。

右手で映像をばーっとチェックしていって、不要なシーンのたびにSキーを押していくだけ。
これだけでトリミングできちゃいます。

おすすめショートカット2:「リップル削除(Shift + 前方削除)」を「Shift +D」キーに設定

リップル削除のショートカット機能を、左手だけで完結するキーに設定します。

初期設定だとこう

リップル削除っていうのは、「映像を削除しつつ、削除した後の隙間を詰めてくれる」特殊な削除機能です。

リップル削除の使い方

通常、まず素材を切った後、不要なシーンと必要なシーンにわかれますよね。

これが

こうなる

このうち、要らないシーンを選択して、白くハイライトされたクリップ部分をDeleteキーで削除するのが普通です。しかし、Deleteキーで普通に削除すると、タイムラインに空白が生じます。

Deleteキーで不要なシーンを消した後

この空白を埋めようとすると、またこの空白をクリック→隙間を詰めるという作業をしないといけません。
(削除した後のクリップを全部つかんで前方に移動し、隙間を埋めるっていうパワープレイもありますが…)

ふたたび空白を削除しないといけない

そこで活躍するのが「リップル削除」。 選択したシーンを削除しつつ、削除後に空白部分が生じないように、削除したシーンから後ろを詰めてくれるという一つのショートカットで一気に2つの作業をこなしてくれます。

注意点として、リップル削除をすると、当たり前ですが削除した分だけ、後ろに連なっているコマが前方に詰まります。
すると、BGMなどの素材をロック状態で移動できないようにしていた場合、映像は動いたけど、BGMは動いていないから映像と音がずれている!ってなることがあります。
素材のロックを全部外した状態で作業できればいいですが、毎回毎回ロックを解除するのも大変です。

映像編集を始めたばかりのころは、映像のエフェクトを設定したり、色の補正とかやりたくなるでしょうが、「リップル削除しまくってたら、映像と音がずれてしまって、もう一回タイミング調整し直しだ…」みたいな悲劇(※実話です)にならないよう、映像編集作業の一番最初の段階で実施するといいと思います。

まとめ

左手を固定するポジションになることで手の動きに意識を払う必要がなくなります。

ぼーっと映像をチェックしていきつつ、「あ、要らんわこのシーン」ってなったら脊髄反射的に左人差し指一本でバスバスカット編集ができます!

どんどん作業を省エネ化していきましょう!

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